Thursday, March 7, 2019

5.playpark

第五課 プレーパーク

十八歳で田舎から出てきた私にとって
都会は活気に満ちた
魅力ある世界に映った
昼夜を問わず、そこには様々な情報と物が集まり
をれを人々が消費していく
やがて時は流れ
結婚して二児の母親になり
今は平凡な生活を送っている
そして今、近くの公園で息子たちが遊ぶのを眺めながら
ふと懐かしく思い出すことがある
この公園にはブランコや滑り台はもちろん
ちょっとしたフィールドアスレチックができる設備もあり
それなりに楽しめる
また、ちょっと足を伸ばせば
裸足で水遊びができる公園もあることはある
でも、何かがない
どんな公園でも、子供が自然と
接しする場所があることは有り難いことである
ただ、きれいに整備された公園では何かわくわくさせるものがない
私が田舎で経験した冒険がないのである
ある日、市の広報誌で私の住む町に(プレーパーク)というのができた
ことを知った
冒険遊び場と呼ばれ、地域の人々のボランティアによって
運営されているらしい
そんなに遠くない場所なのでどんな所か見に行った
そこには見慣れた公園の風景とは全く違うもの
私の幼いころの思い出と重なるものがあった
整備されていないのである
そこにはただ遊びのもとが転がっているだけだ
どこからか拾ってきた木や段ポール
登ったりロープを結べるような木もある
整備されていないばかりか、
それは危険だから禁止しますといったルールもいない
何だってできるのである
これを使ってこう遊びなさいと言われることもない
地面を好きなだけ掘ってもいいし
小さな川を作りたければ作ってもいい
泥だらけになって遊び子供たちは生き生きしている
自分の責任で自由に遊ぶというのがここのモットーなのだ
ただし、子供たちが大きなけがをせずに
好奇心と冒険心を満足させられるように
必ず大人のリーダーがいて
それを見守っている
リーダーといっても子供たちを指導し
育てるのではなく
育つのを手助けする存在である
見学を終えた私は、
とにかく何かせずにはいられなかった
そこで、冒険遊び場のことを色々と聞き
運営の手伝いを申し出た
プレーパーク作りの活動団体は全国に広がっているという
こういう地域の論はドンドン増えていって欲しいものだ

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