第四課 四つ目のR
ゴミが大きな環境問題になりそうだと気が付いたのは
もう何十年も前のことである
それから私達の意識
行動はどの程度変わったのだろうか
ゴミに限らず、私達は嫌なものがとりあえず目に見えない状態になる
と安心する
子供が汚してしまった服のことをお母さんに言えずにそっとベッド下に
隠しておくこととどこか共通したものがある
とりあえず燃やしてしまえば、あるいは埋めてしまえば安心する
それっきり忘れられたら良かったのかもしれないのだが
現実は、ゴミの増加にともなって、焼却による有毒なダイオキシンの発生
埋め立てによる土壌汚染などが明らかになった
見えないようにしていたものが
自分たちの健康を脅かすものとして見え始めた
そして処理しきれずに、高くなる一方のごみの山
大量生産、大量消費、そして大量のゴミ
という社会の仕組みを反省し
可燃、不燃を問わず、とにかくゴミの量を減らさなければと考えた
しかしどうやって、使い終わって不要になるものもあれば
壊れてしまう物もある
贅沢な暮らしでなくでも
生活していればゴミが出ない訳がない
そこで、ゴミとして処理される運命にあったものを資源として再利用して新しい物を作ったり
あるいはまだ使えるなら
ほかの人が使ったりすることのよって
ゴミの量を減らそうと考えた
ゴミの分別収集が始まり
フリーマーケットが盛んになったのもそのためだ
別の用途に使うことでもゴミは減らせる
ティシュの空き箱を小物入れに使うなど
昔から色々なアイデアがあったが
昔との違いは、けち というレッテルが張られなくなったことだ
ゴミを減らすこと、資源として再利用すること
別の人が使ったり別の用途に使うことは
それぞれ英語でreduce、リサイクル, reuse、と言うので、
その頭文字を取って3R と呼ばれる
日本でゴミ問題を考える際には、
この三つのRのみが取り上げられることが多いようだが
実は第4のRがある
そしてこの四つのRこそ日本の社会では一目簡単なようで
実はもっとも難しいものではないかと思われる
それはリフューズ(断る)である
断るというと、スーパーのレジでただで貰える袋や本屋で
当たり前のように付けてくれる紙のカバーのことを考えるだろう
しかし、このRには消費者としてゴミになる無駄なものを買わないということ
そして生産者側もゴミになるものを作らないということも含まれる
果たして日本ではどうだろうか
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